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Tさんの「鰻」食べ歩のレポートです
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「うなぎ大好き」をご覧頂いていたTさんが東京の鰻屋いついて纏めたレポートです。
Tさんのご許可を頂き、公開致します。 なお、このレポートは2002年1月に書かれたもので、情報は当時のものです。 |
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尾 花
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月休
11:30〜13:30、16:00〜19:30 (土・日) 11:30〜19:30(売切れ仕舞) TEL 03-3801-4670 鰻重 \3,800 \3,300 \2,800 〔肝吸い別 \300〕 予約不要 |
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長時間待たされた挙げ句、漸く着いた重の蓋を開けた時、蒲焼きの色と艶の見事さに思わず声が出てしまう。そして蒲焼に箸を入れた時、どこまでが鰻でどこからが御飯かが分からない程の柔らかさは絶品。甘すぎないタレも好ましいし、御飯は炊きたてで熱い。 平屋で入れ込み式の店内は清潔、店員のサービスも親切で手際が良い。今回紹介する中では最高の店として紹介したい。難点と言えば予約が出来ず、並ばなければならない点か? 入り口を背にして別館があるが、使用されているところを見たことがない。 この「尾花」の鰻は他の店と同等に語れないほど素晴らしいもので、最初に口にした時の感激は今でも忘れられない。そして、今でも行く度にその感激を思い出させてくれる。以下は私が鰻好きの友人に出した「尾花」の紹介文である。
更に注意事項としてもう一つ、例えば4人で「尾花」で集合して鰻を食べようとした場合、4人全員が揃わないと店内に案内して貰えません。席に着いた時に注文を聞いて鰻を割くので、一人だけ時間がズレてしまうのは客も気の毒だし、店としても迷惑だということらしいのですが、それだけ、鰻と客の扱いについて徹底しています。 営業時間は、平日 :11:30〜13:30、16:00〜19:30、土日祝:11:30〜19:30(売切仕舞い) となっていますが、平日でも売切仕舞いとなることがよくあるので注意が必要です。 尚、月曜日が定休です。 普通、11:15に門を開けますが、大体 70名程で満席になります。注文を取ってから約40分ほど蒲焼きは出来上がらないので、その瞬間は鰻屋のくせに客の全員、誰もが蒲焼きを食べていない時間があります。また、少しでも遅れるとその70人の数の中にも入ることが出来ず、店の外で待たなければなりません。しかも、店内でも小一時間待たなければならないのに、その次の回まで待たなければならないのは更に辛いことです。(但し、次の回の場合は、並んでいる時に注文を取りに来るので 40分の倍まではかかりません) 蒲焼きが出来上がるまで、客は「鰻ざく」「鰻巻き」「鯉の洗い」「鯉こく」などを注文して酒を飲みながら待っていますが、実はこれが問題なのです。肝心の蒲焼きが到着した時に、お腹が一杯になってしまうことがよくあるからです。我慢してでも蒲焼き一本にした方が賢明です。そのような蒲焼き一筋の人は、店内を見回しても少数派ですが、誘惑にかられてはいけません。 現在の価格は、鰻重が 3,800円、3,300円、2,800円の3種類ですが、なぜか3,300円のものだけは黒い丼に入ってきます。肝吸は 300円で肝焼はありません。肝吸は、鰻の肝のほか、夏は玉子豆腐、冬は椎茸が入っています。 白焼きは確か 3,300円からだったかな? 同時に頼むと鰻重より少し早めに出来上がります。ワサビ醤油で食べる白焼きはアッサリしていてオツですが、やはり蒲焼きがお薦めです。あとは、60pもある大きな皿に乗った大串:9,000円、中串:7,000円があります。他の客が注文しているのを1回だけ見たことがありますが、これはバブリー過ぎて店内の客全員の反感を買います。店中の客を敵にまわしているようで感心しませんでした。メニューに「肝焼き」はありませんが、1回だけの観察の結果、この大串・中串を注文した時にだけ「肝焼き」が付いていました。 ここの鰻の特徴は、蒲焼きの色艶と柔らかさにあります。蓋を取った時、目に入る蒲焼きの色艶には、思わず溜息が出るほど見事な出来映えです。また、箸を入れた時、どこまでが鰻でどこまでが御飯か分からない柔らかさ、そして口に入れた時のふっくら感は、どの店の鰻にもないものです。炊きたての御飯の上に載ったアツアツの蒲焼きによって頬張った口の中一杯に幸せが拡がります。 また、食べ較べをしたのですが同じ重でも 2,800円と 3,800円のものでは鰻の質が全く違います。身の大きさによって脂のノリと川魚の香りが違うことがよく分かります。従って、前述したように「尾花」では 3,800円の鰻重だけ頼んであとはひたすら鰻が出来上がるのをジッと待つことを勧めます。 麻布に天然鰻で有名な「野田岩」という店があって、よく本にも載っていますが、小生に言わせると、ここの蒲焼きは脂を落とし過ぎているようでパサパサしています。小生の好みから言わせて貰えれば、東京一の鰻は「尾花」です。東京一ということは日本一だということです。 「尾花」で鰻を食べ終え、常磐線脇の小道を戻る時の気持は、何とも言えない満足感で一杯になることを請け合います。これこそ至福の時間です。正に 『「尾花」の鰻を食わずして鰻を語ることなかれ』です。 小生が「尾花」を紹介した知人で、最初は定休日、次の時は売切で無駄足を踏み、意地になって行った3回目で漸く本懐を遂げることが出来た人がいました。美味いものに出会うのには、それだけの努力と忍耐が必要なのでしょう。 |
| 私の東京の鰻屋ベストテン |
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1.南千住「尾花」
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